日本および世界で子どもと青少年のウェルビーイングを守る取り組みを強化
2025年 6月 30日
YouTube は、子どもと青少年が学び、興味を探求し、自己表現をする場として活用されており、私たちはこの場所での時間を有意義なものにする責任を認識しています。そのため、子どもの発達、デジタル メディア、メンタルヘルス、オンライン学習の専門家で構成される青少年と家族に関するアドバイザリー ボードの助言に基づいて青少年向けのプロダクトや機能を開発し続けています。
現在、この対策の対象をさらに広げ、繰り返し視聴されると一部の青少年にとって悪影響を与える可能性のあるトピックを、更に拡大しています。これには以下が含まれます。
これまでと同様に、詐欺、子どもの安全、ハラスメント、危険ないたずらなど、YouTube のポリシーに違反するコンテンツを削除し、未成年者がそのような動画を視聴するのを防ぐため、コミュニティ ガイドラインを適用しています。
これらの取り組みはすべて、10 年前に 13 歳以下の子どもの視聴におすすめする YouTube Kids を立ち上げて以来、若年層のユーザーを保護し、保護者に管理機能を提供してきた、これまでの活動の延長線上にあります。安全性とウェルビーイングを守るための専用の保護策も含まれており、安全性、ウェルビーイング、プライバシー、メンタルヘルスを優先する YouTube の子どもと青少年に関する基本的な考え方は、この重要な取り組み全体の基盤となっています。
小学館コロコロコミック編集室 副編集長 / コロコロコミック研究所 所長 小林浩一氏
そして、YouTubeは、年齢に適した質の高いコンテンツを開発・展開するという共通のビジョンを実現するために、パートナーとも協力しています。今年 3 月には、YouTube は、10 か国を代表する 十数社の地域のコンテンツクリエイターおよびパートナーと共に、若年層向けの良質且つ年齢に適したコンテンツ開発という共通のビジョンを支援する「子どもと青少年のデジタル ウェルビーイングに関するイニシアチブ」(Youth Digital Wellbeing Initiative)を発表しました。日本からは 3 つのコンテンツクリエイターおよびパートナーが参画しています。
現役保育士 / 育児アドバイザー YouTube クリエイター てぃ先生
また、日本では、先日 6 月 26 日に国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主催の Innovation Nippon 2025シンポジウム「子どもと社会をつなぐ、インターネットの未来像」を、こども家庭庁、総務省、文部科学省と共に後援し、上記の取り組みについて基調講演をさせていただきました。Youth Digital Wellbeing Initiative のパートナーの 1 社である小学館のコロコロブランドのコロコロコミック編集室 副編集長 / コロコロコミック研究所 所長 小林浩一氏は、「子どもとインターネット:企業に求められる責任と未来へのビジョン」というパネルディスカッションに、現役保育士 / 育児アドバイザーで YouTube でもご活躍されているてぃ先生は、「安心・安全なネット社会をどう実現するか:制度・ルール・多様な主体の連携を考える」と題したパネルディスカッションに参加し、それぞれのパネルディスカッションで活発な意見交換が行われました。
YouTube で働く大多数は親であり、大切な人のウェルビーイングを守り、デジタルでのルールを設定する際に、家族が直面する課題を理解しています。YouTube の目標は、保護者が子どもの YouTube 体験をカスタマイズできるツールを提供し、安心して、自信を持って興味を探求できる環境を育むことです。YouTube は今後もこの不可欠な取り組みへの投資と拡大を続けてまいります。