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YouTube を視聴する 9 歳以上のお子様を持つ保護者向けの新しい機能

By YouTube Team

現代の子どもたちは、テクノロジーとともに成長してきた世代であり、インターネットが学習、娯楽、つながりの場になっています。テクノロジーの利用、インターネットへのアクセス、デジタル機器の使用に関するルールは、各家庭ごとに方針が異なるかと思います。YouTube は、長年にわたり、子ども向けアプリ YouTube Kids の提供、 子どものプライバシー の保護、 機能の制限年齢制限 (英文)の改善など、YouTube をご家族で、またはお子様が安心して利用できるよう取り組んできました。本日は、9 歳以上のお子様を持つ保護者が、お子様がお子様用の Google アカウントで YouTube を利用できると判断された際にご利用いただける新しい機能を発表します。

YouTube の管理機能

サービス開始当初から、YouTube は 13 歳以上 のユーザーを対象とするプラットフォームとして、お子様が YouTube を視聴する際は、保護者と一緒に視聴することを常に推奨してきました。2015 年には、保護者による使用制限を備えた、お子様が安心して視聴できる YouTube Kids を提供開始しました。しかし当時より、保護者や年齢の高い子どもたちから、9 歳から 12 歳までの児童と 13 歳以上の未成年ではニーズが異なるというご意見が寄せられ、そういったニーズに完全にお応えできていませんでした。

この 1 年、YouTube は 世界中の保護者の方々や、子どもの安全や成長、デジタル リテラシーの専門家とともに、9 歳以上のお子様を持つ保護者向けのソリューションの開発に取り組んできました。今後数か月以内に、 保護者が管理するお子様用の Google アカウント で、お子様が YouTube にアクセスできる新しいベータ版のサービスをリリースします。この管理機能には、9 歳以上のお子様を対象としたコンテンツ設定や機能の制限が含まれます。まず、フィードバックをご提供いただけるご家族を対象にベータ版を提供し、引き続き機能の構築と改善を進めます。

3 つのコンテンツ視聴におけるオプション

子育ての方針は、各家庭で異なり、お子様の個性や発達も一人一人異なります。そこで、YouTube では、保護者の方が 3 段階のコンテンツ設定から選択できるようにします。

  • 小学 3 年生以上の子ども向け: YouTube Kids を卒業し、YouTube でコンテンツを視聴する準備ができているお子様向けです。vlog(動画ブログ)、チュートリアル、ゲーム動画、ミュージック ビデオ、ニュース、教育コンテンツなどを含む、9 歳以上のお子様を対象とする幅広い動画が含まれます。
  • より多くの動画: 13 歳以上のお子様を対象としたコンテンツが含まれます。「小学 3 年生以上の子ども向け」と同じカテゴリの、より広範な動画に加えてライブ配信も対象になります。
  • YouTube の大部分: この設定は、YouTube のほとんどすべての動画を含みます。ただし 年齢制限のあるコンテンツ は対象外です。十代後半のお子様にのみ適したトピックが含まれる可能性があります。

これらのオプションは、お子様が YouTube の幅広い動画を視聴してもよいと判断している保護者の方を対象としています。YouTube は、ユーザーからのご意見、機械学習、人間による審査を組み合わせることで、設定に含める動画を選びます。YouTube のシステムは誤った判断をする可能性もありますが、時間とともに進化します。

YouTube は、今後も保護者の方がお子様の YouTube 視聴体験をガイドし、サポートすることを推奨します。保護者の皆様のお役に立てるよう、 National PTAParent ZoneBe Internet Awesome と連携し、ガイドを作成しました。また、いじめ、嫌がらせ、誤った情報、テクノロジーと生活のバランスなどのテーマについてクリエイターが語るキャンペーンも予定しています。


家族向けの新機能
 

YouTube は、9 歳以上のお子様がより安全に自立できるようお手伝いをすることと、使用を制限する手段を保護者の皆様にご提供することのバランスを取るのが重要だと考えています。保護者の皆様は、コンテンツ設定を選択できるだけでなく、お子様のアカウント設定から再生履歴や検索履歴を管理できるようになります。また、利用時間タイマーなど、 Google のファミリー リンク が提供する他の使用制限機能も合わせてご利用いただけます。YouTube は、今後もコンテンツのブロックなどの保護者による使用制限を追加していく予定です。

保護者の方が YouTube へのアクセスを許可すると、お子様の視聴体験は通常の YouTube とほぼ同じになりますが、いくつかの機能は無効となります。たとえば、カスタマイズされた広告や 特定のカテゴリ の広告が配信されることはありません。またリリース時には、アプリ内購入や、動画作成機能、コメント機能も利用できません。YouTube を楽しむうえでも、お子様の成長にとっても、自己表現とコミュニティは重要な要素であるため、今後保護者や専門家と協力し、年齢に適したアプローチを取り、保護者による使用制限を設けながら、これらの機能を部分的に追加していく予定です。

YouTube Kids への取り組み

この新しい管理機能は、お子様の年齢が高くなり YouTube を利用してもよいと判断した保護者の方向けのものですが、小さなお子様だけで YouTube を利用する場合は、視聴体験の範囲を制限した YouTube Kids の使用を引き続きおすすめいたします。

YouTube Kids は 80 を超える国々 で提供され、1 週間あたりの視聴者は、現在 3,500 万人以上に上ります。YouTube は引き続き、YouTube Kids をご利用いただける地域を広げ、機能追加や保護者向けの新しいツールの提供を行う予定です。たとえば、ご要望の多い保護者向けのオプションには、YouTube Kids でお子様に視聴させたい動画やチャンネルを、保護者の方が YouTube のメインのプラットフォームで選べる機能などになります。

未成年のお子様を持つ保護者の皆様に満足いただけるプラットフォームになるためには、まだ時間がかかると認識しています。これからも、年齢層の高いお子様の好奇心を満たし、新しいスキルを学び、コミュニティとつながって自分の興味をシェアする安全な環境を提供しながら、保護者の皆様にはお子様のオンライン体験を手助けするさまざまな手段を提供できるように、引き続き、取り組んでまいります。