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日本でも YouTube で信頼できる「応急手当」の情報が、より探しやすく


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YouTube ヘルス は 2020 年のスタート以来、質の高い医療 / 健康情報を世界中の誰もがすぐに利用できるようにすることを目指してきました。これまでに、動画が信頼できる情報源からの発信であることを示す医療 / 健康に関する情報パネルや、精神的に苦しい状況にある視聴者向けた心の健康に関する相談窓口情報パネルなど、さまざまな機能を提供しています。

9 月は「防災月間」と「救急の日」および「救急医療週間」があり、災害への備えや、救急業務・医療への正しい理解を深める機会です。本日、9 月 9 日「救急の日」より順次に、日本でも、米国、英国、インド、フランスに続き、医療 / 健康の専門家が作成した、実践的な「応急手当」の動画を YouTube で簡単に見つけられるようになります。

検索結果のトップに「応急手当」の動画を集めたセクションが固定表示されることにより、いざというときに、すぐに動画にアクセスして、視聴しながら「応急手当」が実行できます。

この新たなセクションは、以下の緊急性の高いトピックの検索結果において表示されます。

  • 心肺蘇生法(CPR)
  • 窒息
  • ハイムリック法
  • 出血
  • 心臓発作
  • 脳卒中
  • てんかん発作

これらのセクションに掲載される動画は、国立精神・神経医療研究センター日本循環器協会藤田医科大学 総合診療プログラム株式会社CERCIT 等の医療専門家の協力により提供されています。

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「私たちはYouTubeヘルスのこの新たな取り組みを通じ、てんかん発作への対応に関する動画を配信できることを大変嬉しく思っています。てんかん発作は誰にでも起こり得ます。大切なのは『知っていれば、助けられる』『おちついて、まもる、みまもる』という基本です。

強く押さえたり口に物を入れたりする必要はありません。周囲の安全を確保し、横向きにして静かに見守る。それだけで命と尊厳を守ることができます。私たちは、この動画を通じて正しい知識が広がり、誰もが安心して生活できる社会をつくる一助となることを願っています。」

国立精神・神経医療研究センター 中川 栄二、谷口 豪、岩崎 真樹

「藤田総診は、市民に正しい医学情報の啓発を行うことを使命と考えており、YouTube ヘルスの取り組みに賛同しました。いざという時に現場で本当に使える情報を、これからも発信し続けます。」

藤田医科大学 総合診療科 大杉 泰弘

「私たちは『教育から明日の医療を変えていく』ことを目指し、現役の医療従事者が中心となって信頼できる医療情報をわかりやすく発信しています。緊急時にその場にいる人が適切な処置を行うことで、命を救うことができます。YouTube ヘルスと協力し私たちの動画を届けることで、多くの人が自信をもって処置を行う手助けになれば大変嬉しく思います。」

株式会社CERCIT CEO 救急科専門医 / 医学博士 / 公衆衛生学修士 横川 裕大

今回の発表は、医療の専門的な訓練を受けていない方でも、いざという時に応急手当に関する信頼性の高い情報にアクセスできるようになる、重要な一歩です。

私たちは、動画の力を活用することで、誰もが公衆衛生に関する情報を利用できるよう尽力しています。今後も、さまざまな背景や言語を持つクリエーターの方々と連携し、信頼できる医療 / 健康コンテンツを増やすことで、視聴者のみなさんが医療 / 健康に関する情報について、より多くの選択肢を持てるよう努めてまいります。

引き続き、医学や公衆衛生の分野における最も優れたの知見を公平に提供するための、私たちの取り組みにご注目ください。