冨岡 愛、音楽を映像と一緒に「1 つの作品、アート」として何十年、何百年先まで残す
シンガー ソングライター 冨岡 愛が語る、YouTube と映像が紡ぐファンとの絆
2026年 7月 27日
世界中の注目の次世代アーティストを支援する YouTube のプログラム「Foundry」。Foundry 2025 に参加したアーティスト3組にお話を伺いました。
今回は、シンガーソングライターの冨岡 愛さんが登場。直近 1 年間の濃密な活動の振り返りから、アナリティクスを活用したチャンネル運用の裏側、サムネイルへのこだわり、 そして YouTube を通じて生まれる国内外のファンとの温かいコミュニケーションまで、詳しく語っていただきました。
—— 直近の 1 年間を振り返って、どのような 1 年でしたか?
本当に「気づいたら半年が過ぎていた」という感覚で、非常に濃密な日々でした。直近の大きな出来事としては、2026 年 6 月に東京、名古屋、大阪、そして私自身初めてとなる福岡を巡る最大規模のツアーを終えました。また、2025年11月と2026年2月にそれぞれアルバムを発売したので、一年を通して2つのアルバム制作に携わりました。
YouTube の面では、ミュージック ビデオのリリースはもちろん、他のプラットフォームには載せられない長尺のメイキング映像や、アジアツアーの舞台裏動画などを YouTube 限定で公開してきました。動画コンテンツを通して、ファンに作品の裏側まで届けられた、とても実りある期間でした。
—— プログラム全体を通して、特に良かった点や印象に残っていることはありますか?
1 番大きな変化は、YouTube でのライブ配信を本格的にスタートしたことと、ライブ配信の分析データを Foundry のチームと一緒に細かく確認し、活用できるようになったことです。
Foundry を機に YouTube でライブ配信を行うようになり、配信後には、年齢層や国別、性別、視聴者数といったデータを細かく分析することで、「他の SNS プラットフォームで見ている層とどうつながっているか、あるいはどこが違うのか」が非常に分かりやすく可視化されました。
さらに、配信時間帯の工夫にも取り組みました。「金曜日の夜はみんな見やすいだろう」と思って配信してみたものの、アナリティクスを見ると「この時間はみんな出かけていて意外と見られていない」と気づくなど、データをもとに「次はあえてもっと遅い時間にしてみよう」といった試行錯誤を Foundry のチームと一緒に話し合いながら進めました。データを通じてリスナーとの最適なコミュニケーションを追求できたことは、本当に大きな学びでした。
—— Foundry プログラムを通して新しく試みた施策で、ファンとの繋がりをより強く感じたことは何ですか?
YouTube のコメント欄やライブ配信を通じて、「国外のリスナーがこんなにもたくさんいるんだ」という実感をより強く持てるようになりました。
特にライブ配信では、言葉の壁を越えたユニークなコミュニケーションが生まれました。私は普段から「🧠」(脳)や「🫀」(心臓)といった人間の部位の絵文字を好んで使うのですが、こちらから何も言っていないのに、ファンの方々が自然とチャット欄に私の名前の「愛」にちなんで目「👁️」(eye アイ)の絵文字をたくさん送ってくださるようになったんです。この「絵文字でのやり取り」は、日本語がわからない韓国やその他のアジア圏、世界のファンにとって共通の合言葉になり、言語限定ではない温かい繋がりを作ることができました。
また、サムネイルへの並々ならぬこだわりも、ファンとの新たなコミュニケーションを生んでいます。サムネイルに使用する動画の切り出しカットを、0.5 秒の表情の差まで徹底的に吟味して 10 個ほど候補を作っています。最近リリースした soulmate という楽曲では、スタッフと私で「どのサムネイルが 1 番良いか」を投票し、AB テストの結果の答え合わせを行いました。映りの良さという個人的な推しではなく、最終的に「1 番クリック率が良い」データが出たものが採用されたのですが、ファン同士が「私は A が好き」「私は B が好き」とサムネイルのバリエーションを楽しんでくれたのも印象的でした。
—— 新しく挑戦してみたい音楽スタイルや映像演出、さらなるグローバル展開など、今後の展望について教えてください。また、その中で YouTube に期待するサポートはありますか?
Foundry 期間中に初のアジアツアーをスタートしたのですが、「もう一度、アジア圏の国々を回りたい」という強い思いがあります。YouTube のコメント欄でも、海外のファンから「いつ自分の国に来てくれるの?」という声をたくさんいただくので、ぜひまた挑戦したいです。
先日、コライトキャンプ「SONG BRIDGE 2026」に参加し、海外のプロデューサー陣と一緒に楽曲制作を行いました。そこで、全編英語詞の楽曲や、日本語と英語を織り交ぜた楽曲の計 2 曲を作り上げ、非常に刺激的な経験を得ました。今後は、こうして生まれた英語の楽曲もリリースし、それに合わせた新しいコンセプトや雰囲気のミュージック ビデオ制作にもチャレンジしてみたいです。
その挑戦を広げる上で、YouTube には「ライブ配信によるグローバルな架け橋」としてのサポートを期待しています。海外のファンにとって、日本のアーティストのライブを生で観ることはハードルが高い場合もあります。例えば、ライブの中の「1 曲だけ」を YouTube でライブ配信するような取り組みができれば、海外のみなさんに「味見」をしていただくきっかけになり、そこから「実際のライブに行ってみたい!」と思ってもらえるようなルートが作れるのではないかとワクワクしています。
—— Foundry プログラムを通じて得たリアルな経験をベースに、これから YouTube を活用していきたいと考えている次世代のアーティストに向けてメッセージをお願いします。
私は音楽活動を始めた当初からずっと、「誰かの懐メロになりたい」「誰かの思い出や記憶の一部になりたい」という思いを持ち続けています。何年、何十年が経ち、大人になったとき、「高校生の時に聴いていたあの曲」を聴くことで、当時の記憶が鮮明にフラッシュバックする。そんな、時間が経ってもずっと消えない足跡を残せるプラットフォームこそが、音楽を映像と一緒に「1 つの作品、アート」として何十年、何百年先まで残すことができる YouTube であると思っています。
YouTube は、スマートフォン 1 つで世界中のあらゆる人が手軽にアクセスできる素晴らしい場所です。だからこそ、ただ音楽を発信するだけでなく、映像の詳細やサムネイルの表情の 1 コマまでこだわり抜き、楽しみながら発信していくことが、最も大切でベストな方法だと思います。みなさんもぜひ、自分だけの「アート」を楽しみながら作り上げていってください!
Foundry は世界中の注目の次世代アーティストを支援する YouTube のプログラムです。2026 年の募集にはこちらからエントリーいただけます。
東京都出身のシンガーソングライター。
作詞作曲のみならず、アートワークや映像制作まで全てをセルフプロデュースする次世代アーティスト。
4歳から中学卒業までをオーストラリアで過ごし、高校進学を機に帰国。17歳で楽曲制作を始め、路上ライブやSNSを通じて本格的に音楽活動をスタート。
幼少期を海外で過ごした経験から、日本語と英語を織り交ぜた歌詞や、洋楽と邦楽を融合させたサウンドが特徴的で、国内外のリスナーに支持されている。
2023年9月にリリースした「グッバイバイ」は、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、日本、香港など、アジア各国で大ヒット。
2024年2月にリリースした「恋する惑星「アナタ」」は、Z世代を中心にSNSで投稿されたカップル動画や振付動画がきっかけに瞬く間に楽曲が広まり、SNS総再生数が9億回を突破。
2025年10月より、日本・韓国・台湾・上海を巡る自身初のアジアツアーを開催。現在も世界に向けて発信し続け、国内外で最も注目を集めるシンガーソングライター。
YouTube Music の「Presenting 冨岡 愛」プレイリストで冨岡 愛の楽曲を聴こう。